患者さまとのコミュニケーションを密にするため、カウンセリング用ソフトを導入しています。患者さま1人1人の検査結果、お口の状態などを記録し、診断書の作成が可能なソフトで、診断書には「この歯に汚れがこれだけ付着している」「この歯とこの歯が虫歯になっている」などの細かい情報がイラスト付きで記載されています。このソフトを使用することで、従来は口頭のみで説明されていたことが、イラストや写真、アニメーションなどを駆使して直感的に把握していただけるようになりました。

施した処置ができるだけ長持ちすることで、噛み合わせが長期に安定出来ることを重視しながら治療を行っています。保険治療では使える素材・治療方法が限られています。患者さまにとって最良、最善の治療法をご提案し、健康で快適な生活の手助けが出来たらと思っております。

歯科用CTをはじめとした最新の設備が整っています。歯科用CTとは3D画像のレントゲンで、2Dレントゲン画像では確認できない歯の根の形、顎の骨の状態、神経などがはっきりと観察できます。インプラント等の外科処置の場合は必ず必要となりますが、その他の一般治療でも正確な診断が可能になります。撮影時間も短く、被ばく線量も低く、安心してご利用いただけます。

現在では様々な素材が開発され、治療法も確立されていますが、ご自身の歯に勝るものはありません。できるだけ残った歯を健康な状態に保つためにも、定期健診に力を入れています。最近では「予防歯科」という言葉をCMなどでも見かけるようになりましたが、日本ではまだ「歯医者は歯が痛くなったら行くところ」という意識が強いように感じます。年をとったら入れ歯が当たり前というのは間違いで、定期的なメンテナンスを行って日々のブラッシングケアを怠らなければ、一生自分の歯で過ごすことができます。

歯科医療の現場は、非常に感染リスクの高い現場です。特に感染力の強いB型肝炎・HIVなどのウィルスへの対策はとても重要です。当院では、スタッフ全員の意識の向上に努めており、最高水準の衛生設備を整えており、使い捨てが可能な器具については極力使い捨てています。滅菌についても、ただ滅菌すれば良いというわけではありません。滅菌器は細菌やウィルスを死滅させますが、死滅する前に細菌たちが吐き出した毒素や汚れを落とすことはできません。まずは汚れを綺麗に落として消毒してから滅菌する必要があります。

治療の際は痛くないように麻酔をかけますが、その麻酔が痛いと思われている方が多くいらっしゃると思います。当院では、麻酔を施す際もできる限り痛みを感じないよう、最初に表面麻酔で歯ぐきの表面の感覚を麻痺させた後、電動麻酔機を使用して注射します。電動麻酔を使用することによって、余計な圧力がかかることなく、また麻酔薬の温度も1番痛みを感じない人肌と同じ温度にます。
また、歯医者自体が怖いという方のために、鎮静麻酔を行っています。完全に意識を失うわけではなく、「うたた寝」状態となって治療を受けられます。意識はあるのでこちらの呼びかけに反応していただけますが、ほとんどの患者さまは「寝てる間に治療が終わった」という感想を抱かれます。

当院は約35年前に開業して以来、地域の皆さまに愛されてきました。お口の健康を守るためには、定期的なメンテナンスが重要だと考えています。そのためには、歯医者という場所が「怖くない」「安心できる」「リラックスできる」場所であることが必要です。スタッフ全員が、患者さまに対して常に笑顔で接することを常に心がけています。少しでも多くの方に、当院に通うことが「楽しい」と感じていただけるよう、これからもスタッフ一同努めてまいります。